毎年、2月下旬は、二十四節気のひとつである「雨水(うすい)」がありますね。
昔から「雨水」の日にお雛様や雛人形を飾ると良縁に恵まれるといわれといわれているそうなので、我が家でも毎年、雨水の日にお雛様を飾るようにしています。
娘の初節句の時に購入したのが、三浦木地さんの二段飾りです。このお雛様、フィンランドの家具であるアルテックの棚に飾っても、しっくりと馴染んでくれます!今回は、このひな人形を選んで良かったことなどをまとめてみました。
三浦木地さんの二段飾りについて
サイズ:380×300×225mm
材 質:ウォルナット・カラマツ・エンジュ・ナラ・ナラ埋木・レッドオーク
塗 装:蜜ろう仕上げ(台座はオイル仕上げ)
お人形はすべて「ろくろ」で作られており、ぽってりと丸みのあるデザインが可愛いです。
※2014年から付属の飾り花が仕様変更しており、造花から「木球7個」になっています
▼このお雛様のシリーズは、一番大きなサイズである2段飾りのほかにも、いくつかバリエーションがあり、小さなニッチなどにも飾れそうなセットもありました。
三浦木地(三浦忠司さん)について
1967年に三浦木地工房が設立されて約50年が経ちます。本職は木材をろくろで削りテーブルの脚などに成形する木地師で、その手法を利用して、ひな人形などの玩具も手掛けているとこのとです。
三浦木地の作品は、木地師の三浦忠司さんがひとつひとつ作成されています。なんと三浦さんは、15歳からこの道一筋の職人さんだそうで、現在も道内の木材が集まる旭川で活動されているそうですよ。
▼三浦木地さんの「さざなみ」という木のおもちゃは、皇太子ご夫妻の長女 愛子さまと、秋篠宮ご夫妻の長男 悠仁さまもお使いになっていたそうで、皇室御用達の職人さんでもあるんですね~。
すべて木でできているので、劣化が少ない
ひな人形の胴体はナラ、顔はヒバ、髪の部分はナラの埋もれ木などを使っています。
じっくり観察していると、それぞれの色や木目の違いがはっきり分かります。6年経っても、購入したときと変わらず、とてもきれいで曲線が美しい雛人形です。
北欧インテリアとの相性も抜群
雛人形などの季節のお飾りを設置する場所ですが、リビングや人の集まるところに飾ることが多いですよね。もともとの家のインテリア(アルテック・ウェグナーなど北欧の家具がメインです)に調和するものがあるといいなと思って探したのが木製の雛人形でした。
▼棚はアルヴァ・アアルト邸にもあるシェルフです。こちらは奥行きが浅いタイプ
▼小さな飾りなら、こんな感じのシェルフも素敵〜
パーツが少ないので、壊れにくいし無くさない
お雛様を飾るときの小道具(雛道具と言うそうです)って、本当に色々な種類がありますよね!子どもの時はおままごとのようで、見ているだけでワクワクしたものです。
この雛人形に付属する小さなパーツは、屏風を支えるための木ダボ2つだけなんです。小さなパーツを無くしてしまう・壊れてしまう…などの心配もなく、安心して飾ることができます。
木でできた雛人形は、お手入れがとっても簡単
材料がすべて木だからこそ、お手入れも簡単なんですね。普段は柔らかい布で乾拭きしてあげています。蜜ろう仕上げなので、家具のように定期メンテナンスしあげててもいいかもしれません。
出す・仕舞うが簡単な雛人形は、負担が少なく便利です
この雛人形ですが、箱を持ってきて、ものの10分もあれば、設置が終わります(仕舞う時は、一つ一つ乾拭きしながらなので、15分くらいでしょうか…)あ、今日出そうかな?と思ったときに子どもを誘ってすぐに飾れるって、本当に便利ですね。
仕舞う時も、天候など気にすることもないので、ひな祭りが終わった後の時間のある時に仕舞うことにしています。
▼三浦木地のこいのぼりも、出す・しまうが簡単な作品の一つ。
コンパクトな雛人形は、長い目で見てもオススメです
現代は、核家族でマンション暮らしのご家庭も多いかと思います。収納スペースは限られていますし、お子さんが成長すると、物も増えて、その分管理も大変になりますよね…。
そんな時も、コンパクトなひな人形であれば、ちょっと場所を確保しておけばいいので安心ですね。
将来、娘が私たちの元を離れてしまったときには、もう少し小さな家に引っ越すかもしれないので、そんな時にも小さなスペースに飾ることができるひな人形があれば、毎年楽しむこともできるのではないか?と考えています!
もちろん娘に譲ることになった場合でも、大人1人が簡単に持てる箱ひとつだけなので、いつでも引き継ぐことができます。
こんな感じで、個人的にはコンパクトでシンプルなひな人形がオススメです!というお話でした。少しでもお役に立てれば幸いです。
▼よかったら動画でも見ていってくださいね〜
▼去年の雛人形の記事です!よろしければこちらもどうぞ〜
▼端午の節句の飾りもコンパクトで出し入れしやすいものを選んでいます。