諸事情で自分用の財布を廃止し、普段のお買い物用の財布をここ数カ月かけて探していました。そんな時に見つけたのが、物を持たないミニマリストの方たち御用達のm+(エムピウ) のstraccio(ストラッチョ)という極小財布でした。
はたしてこんなに小さくて大丈夫なの…?とはじめは不安に思いながら、約三ヵ月実際に使ってみた感想を投稿してみたいと思います。ストラッチョ愛がすごすぎて、記事も長くなってしまいましたが…参考にして頂ければ幸いです。
サイズ感 こんなに小さいんです!
5色展開・お値段は4980円+税
PASMO・iPhone7と比較してみました。女性の手にも簡単に収まるサイズです。見た目のコンパクトさからキーケースやカードケースと間違えてしまいそうですが、これでも十分な機能を持ち合わせた、立派なお財布なんですよ。どの色も素敵ですが、万能でベーシックな黒を選びました。
柔らかいゴートスキン(山羊革)が手に馴染む
財布のような製品は、何枚も革が重なるとボリューム(厚み)が出てしまうので、こちらは一枚の皮が程よく薄めでいい感じです(縫い合わせで3枚重なる断面もとても薄い。)
少し頼りない薄さの柔らかめな素材なので、使い始めは やはり不安がありましたが、普段は3つ折りになっているますから、持ち歩く分にはそこまでフニャフニャな感じはなく、同じ革であれば軽くて厚みも薄い方にメリットを感じます。(革製の財布が30gって、すごく軽くないですか!?)そして、毎日持ち歩く物だから、少しでも軽い方がいいですよね。
使っていたゴートスキンタイプ(黒色のほう)が2年経過したので、ブッテーロタイプ(うすだいだい色のほう)に買い替えしました。こちらは、かっちりとした素材で、ヌメ革だと経年変化も楽しめるようです。
名入れサービス無料だったので、イニシャルを入れてみました。お気に入りです。
ステッチも最小限、だがそこがいい。
ストラッチョは、ステッチも最小限なのが好感です。革は布のように端からほつれることもありませんから、必要な部分だけ、きちんと縫製されていれば問題はありません。
私は、お財布の装飾が多いと飽きやすい傾向にあるので、このくらいのシンプルなデザインがちょうどいいと感じました。
出しれの時は縦に持つ感じで
小銭収納部分はファスナーやボタンがないので、横に持つとこぼれ落ちてしまします。お財布のスナップボタンを外すと、まずカード収納が出てきて、お札の部分を広げるまで小銭に蓋がかかった状態なので、そこで縦持ちにしておけば小銭が落ちることはありません。
札のカバーが、そのまま小銭用のフラップ蓋のような役割をしていますから、持ち歩くときに小銭が飛び出すという事も無いんですよ。
お札が丸見えにならない
小銭部分のフラップを開けると、お札が隠れて見えない仕組みになっています。アブラサスの財布(薄い財布・小さい財布)は、財布を開いたらお札の一部が見えてしまう仕様だったので、個人的に少し抵抗がありました。
マネークリップよりはお札の露出度は低いですが、やっぱり完全に隠れている方が、なんとなく安心感がありますよね。
アブラサスの薄い財布・小さい財布も、有名ですよね。
お札が出し入れしやすい
お札の収納部分が「L字型(正確には、L字に近いコの字型?)」になっているので、探しやすく、出し入れも簡単です。収納部の長さや幅も十分にあるので、一番長いサイズの1万円札や、商品券もすっぽり入りますよ。
カードが横から抜け落ちない
コンパクトな財布でよくあるのが、一つのサイドポケットに複数枚入れられるカードスペース。カード入れを1か所しか設けないので、入れるカードが少ないと、ゆるすぎて横から落ちてしまう…という問題がありますよね。
私はWAONを1枚持ち歩けば十分なのですが、1枚だけだとブカブカで落ちてしまう…という事態になりかねません。ストラッチョは、厚みのあるカードですと3枚くらいが適量(最大5枚収納できます)ですが、財布が閉じた状態であれば1枚でも抜け落ちないし、安心です。
ちょっと気になるところ
さんざん褒めまくってきましたが、マイナス点がひとつ。お札で支払する時に折り目が3つ折りになってしまうところです…お財布のコンパクトさを求めたら仕方がないのですが。
長財布のほうが支払い時のお札がピンとしているので、よりスマートな印象です。
しかし、最近は電子マネーで積極的に支払しているので、もっと対応店舗が増えれば、将来的には現金支払いする機会も無くなってしまうかもな~なんて思っています。
▼エムピウでは、二つ折りタイプの薄い財布「piastra」も新登場しています。外側にICカード用のポケットがあったり、小銭入れの配置が工夫されています!
お手入れ簡単
(9/4追記しました)毎日使うものだから、できるだけ定期的に行いたいお財布のメンテナンス。ストラッチョはすべて同じ革を使って作られているので、ラナパーひとつで簡単にお手入れできてしまいました!
布や異素材が使われずに、全て同じ素材で作られているものの手入れの簡単さって、やっぱりすごいです。
財布に求めるものとは
デザイン・色・価格・ブランド・品質…毎日持ち歩く物だから色々と譲れない条件は有るとは思いますが、最終的にはやはり、お札やカード・小銭がきちんと守られている安心感が大事なんだなと感じます。
デザイン性やサイズばかり優先してしまっても、お財布本来の役割である「お金をしっかり収納する」ができてないとダメですよね…。キャッシュレスに抵抗が無く、普段から多くの現金を持たないのであれば、小さい財布がおすすめです。
財布が小さくなるだけで、なんだかいつもより身軽になった気分になりますよ~。こんな私でも、ちょっぴりミニマリストな気分になれます。
毎日使う物だから、じっくりと比較したい…返品無料のアマゾンで購入
今回のお財布探しは、アマゾンプライム会員が対象の返品無料を利用して一つ一つじっくり比較してみました。
実物を手にしてみると、商品ページの写真やサイズ表記意外にも手触りや質感、使う時の動作の確認、色合いなど、気づくことが沢山あります。価格の横に「返品無料」の表示がある対象商品は返品期限も30日間有効なので、焦ることなく現物の比較ができますよ。
楽天では、無料で名入れサービスをしているお店もありましたよ。
価格と品質のバランスもよし
長々と語ってしまいましたが、エムピウのストラッチョは今の自分にピッタリのお財布でした。しっかりした日本のメーカーで作られている製品で、価格も相応と感じました。
電子決済がメインになる未来には、今より種類も豊富でカードサイズの小さいお財布が主流なり、各メーカーやブランドからも沢山出てくるのかな~とぼんやり感じていました。
追記:この記事にも書いておりますが、m+ straccio goatモデルは現在の在庫がなくなり次第、販売終了となっております。
新作のスペリオーレは、作り自体はgoatと殆ど変わりがありませんが、細かいところまでしっかり作られており、こちらもおすすめです!
▼こちらのお店限定のストラッチョが発売されているようです。goatモデルと同じ価格(5,400円)ですよ〜
▼メンテナンスはラナパーを使えば、簡単・お手軽
▼ストラッチョとスペリオーレの比較してみました