市松模様のような大きな木が描かれているギャッペ(ギャッベ、ギャベともいいますね)。ギャッペのデザインではあまり見かけない大きくて大胆な図案が気に入って、約3年前に購入したものです。
ギャッペのようなウール絨毯は、化繊のラグとは違い、まるで職人が作った家具のように長~く使う事が出来るんですよ。実際に毎日使ってみて、多くのメリットを感じています。
今回は、ギャッペを選んでよかった点や、メリットやデメリット、日々のお手入れ方法やオススメの選びかた…などをご紹介したいと思います!
長男が生まれて、ハイハイを始めたころに購入しました
前の家から引っ越すときにサイズの合わないマットや敷物類はすべて廃棄したので、この絨毯がやってくるまではフローリングのみの生活を送っていました。
すでに座布団や大きなソファがあるし、床暖房だったので特に問題はなかったのですが、息子が生後半年を過ぎて活発になりだしたころから、さすがに床に何か敷いた方がいいだろう…と感じ購入したのが、このギャッペでした。
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インスタグラムでお部屋の写真を投稿すると、ギャッペに関するご質問をいただくことがありましたので、いつかブログにまとめてみたい!という気持ちが強くありました。まずは、お手入れに関する良いところをご紹介します。
ギャッペのいいところ:お手入れ編
まずは、私が3年ギャッペを日常使いして気づいた良いところを箇条書きでご紹介しますね。
- とにかく長く使える(靴で使用している地域での寿命は約50年だとか!)
- 静電気が出ない(部屋が乾燥しててもパチッとすることもなく、部屋の埃を吸い寄せない)
- フカフカの弾力が失われない(厚みが1〜2cmほどある)
- 絨毯自体にある程度の重量があるので、床の上に敷いてもずれない(フローリングに直接敷いても、滑り止め防止シートなどは一切不要)
- 表面を箒でお掃除できる(チリ埃が表面につもり、毛の奥まで入り込まないため)
ざっと思いつくだけでこれだけメリットがありました。
特に「手入れが簡単で、扱いやすい」というのは今まで持っていたラグとは大違い。ダイソン掃除機の強モードでも吸引力でずれてしまうことが無く、フローリングと同じように掃除機をかけたり、固く絞った布で表面を拭くこともできるし、ギャッペ自体に重量があるから、そのまま床に敷いても全然ずれないという点は目からウロコでした。
ウールの絨毯は手入れが面倒そうだけど、実際そうでもない
ギャッペの気に入っているところは、特殊な手入れは必要ないというところ。普段は掃除機を使っていて、たまーに表面を固く絞ったタオルで水拭きするくらい。
海外では、靴のまま絨毯に上がったりしてますよね。そんなダメージにもへこたれないウール絨毯ですから、想像以上にタフなんですね!
汚れたらその部分だけガシガシ拭けばいいし、面倒な洗濯なども基本不要(むしろ丸洗いは難しいし、素人には難しいようです)手入れも大雑把で大丈夫なんです。やっているのは掃除機やほうきで表面のホコリを取り除くくらい。
コーヒーなどの液体汚れもウールの油膜により浸透しにくく、すぐに拭けば致命傷になりにくいのもメリット。
実は、一回ピンクのマニキュア瓶を倒して、こぼしてしまったことがあったのですが、直後はまだ色がはっきりと残っていたものの、手入れしていくうちにだんだんと薄くなっていき、ここまで目立たなくなりました(画像の指さした部分)。
ギャッペのいいところ:使用感編
次は、ギャッペの使い心地について!普段遣いしていて、ここが良いなと思っているところを箇条書してみますね。
- 素足にやさしい(ほんと~に最高。冬の朝、布団から出る時に足元ひんやりしない)
- ウールの自然の匂いが良い(独特な香りですが、私は好きです。)
- 冬はじんわり暖か。座っていても底からくるヒンヤリ感はなし
- 夏は表面がサラッとしており、汗でべとつくことは無い
- 毛足がペタンコにならない(化繊ラグは2年も使うとつぶれてペラペラになってしまう)
- 湿度調節してくれる(天然素材なので繊維が呼吸してくれる)
- 寝転がってそのままお昼寝しても体が痛くならない
一年中つかえる、ウール絨毯
部屋に敷くマット類。夏はござ、冬は毛足の長いラグ…季節ごとに敷物を取り換えるのって、少し面倒ですし、管理も大変だと思いませんか?ウールの絨毯は一年中快適に使えるんですよ。
夏はサラサラ、冬はぽかぽか。一年中快適なので、季節ごとにラグの敷き替えや保管が不要なんです。
部屋のアクセント・インテリアに重厚感が出る。
ラグだとどうしてもインテリアに薄っぺらさが出てしまいますね。ギャッペの染料はすべて天然から採れたものを使用しています。
コストの低い化繊ラグだと、使いこんでいくうちにくたびれてつぶれたり、毛羽立ったりして、どうしても生活感が出がちですが、ギャッペはそんな心配もなし。
むしろ使っていくうちに味が出てきます。革や木の家具と同じように、使いこんでいくうちに味が出てくるものは、結果的に長く使えるのが良いんですよね。
初期費用は高いが、コスパはなかなか良い
サイズや製法によって価格が異なりますが、150cm×200cmくらいのものは約10~15万円ほど。
ちょっと高いかな?とも思いますが、靴での環境も50年耐えるといわれているギャッペなら、一度買ってしまえばずーっと使うことができます。
すごいエコだし、長い目で見るとコスパもいいと思いませんか?例えばですが、1万のラグを10年毎年買い替えるとすると…?買い替える手間や労力、無駄な廃棄ゴミや浪費も無しになるのは素晴らしいです。
部屋間を移動できるサイズがオススメです。
家で使っている絨毯のサイズがすごくちょうどいいので参考までに。
市松模様の大きな木は、4畳半にも敷ける 190cm✕155cm
カラフルなインクが飛び散ったような模様は、少し大きめの 230cm✕170cm
どこの部屋でも使えるサイズ感のものを選んでおくと、季節ごとの移動も簡単ですし、模様替えも捗ります。
ラグは見せる面積が大きいから、床にあるだけで空間が引き締まるし、部屋のアクセントにもなりますよね。もちろん、家族が集うスペースづくりに、ギャッペ一枚を取り入れるのもオススメです。
床暖房がないお部屋も、厚さ2cmのウール絨毯を敷けば底からくる冷えもへっちゃらです。湯たんぽやひざ掛けを併用すれば、ぽかぽかです。
こんなに便利で優秀なギャッペですが、実は少しだけ不満も…次のページでは、私が感じたデメリットをご紹介します。