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超ズボラな私が月経用カップを10年以上使い続けている10の理由

実は、10年以上前から「月経用カップ」というものを使っています。

この期間中に妊娠~出産を2回していますので、多少のブランクはありますが、何もないときは基本的に毎月使っています。

※今回はちょっとデリケートな話題(しかも女性限定)なので、記事にしようかどうかずっと迷いみたいなものがありましたが、自分で10年ものあいだ使い続けていて、誰かにお勧めしたい気持ちもあり…世の中にはこんなものもあるよ~という提案みたいなものなので、興味のある方だけ見てくだされば幸いです!

月経用カップとの出会い

女性なら必ず、生理という月に一回訪れる少し憂鬱な期間がありますね…。この現象は避けられないので、期間中は出来るだけ快適に・普段通りに過ごしたいな~と思っています。そんな私にぴったりだった生理用品が月経カップでした。

 

私が月経カップの存在を知ったのは、約12年前。

似たようなコンセプトのタンポンはお店にも売られているし、実際に使ったことがあったので知っていましたが、カップについては全く知らず…当時アクセスしていたブログの記事で初めて知り、こんな便利なグッズがあるなんて!と軽い衝撃を受けました。

 

日本でカップの知名度が低い理由

日本では知名度もまだまだ低いカップですが、海外(ヨーロッパ)ではmenstrual cup という名前で結構メジャーなアイテムです。各メーカーでは海外発送もしてくれるオンライン通販もあり、当時は慣れない個人輸入で購入しました。

どうしてわざわざ個人輸入なんかするのか…と思われてしまうかもしれませんが、当時は日本で生産・販売しているメーカーはゼロ。

どうやら生理用品は日本の基準で「白くて吸収するもの」しか販売できないようでした。日本製のカップがあったら魅力的なのにな~とは思いますが…こればっかりは仕方がないですね。

 

▼現在は、日本でも販売されていますよ。アマゾンや楽天でも扱いがありました。

海外は種類も豊富!私はFleur Cupが一番使いやすかった。

色々調べていくうちに、海外には各メーカーからさまざまな形のカップが売っているという事を知りました。有名どころとしては、このあたりでしょうか…

 

▼ドイツのMELUNA(メルーナ) ステム部分が輪っかになっているのが特徴。カラーも豊富

▼Diva Cup(ディーバカップ)主にアメリカで販売されているカップ

▼スクーンカップ 日本でも販売されている月経カップ。ほかのカップよりも入手しやすいです。

他にも…

Lunette iherbでの取り扱いあり→こちら

Fleur Cup(フルールカップ) 2サイズあり。とてもシンプルなカップ※現在は、小ロットの一般販売はされていないようです。メルカリなどで入手するしかなさそう…。

 

どれも弾力のあるシリコンでできているところが共通点です。私は初めにメルーナとフルールをそれぞれ購入して、しばらく使ってみて、使い勝手や価格から、自分にはFleur Cupが合っていました。

恐る恐る使ってみたら、快適・簡単・ラク!こんなに便利なのに知名度の低い・国内では入手しづらい月経カップ。そんなカップのいいところをいくつかご紹介したいと思います~。

 

ゴミが出ないからエコ

使い捨ての生理用グッズ…個人差はありますが、多い日は頻繁に交換すると思うのでゴミもそれなりに出てきますよね。

使用したナプキンはトイレに流すことはできません。基本的に可燃ごみとして扱うことになりますが、結構な量になります。しかもゴミの日まで廃棄を保留するのが何となくイヤなんですね…。

月経カップは吸収させるのではなく、カップ内に溜まった経血をトイレに流すだけなので、ゴミが出ませんし、繰り返し使えるのでかなりエコです。10年間毎月使うと、私だけでもかなりのゴミが削減できているのでは?と感じます。

 

不快感が少ないから、ほぼ普段通りに過ごせる

扱いに慣れてしまえば、使用中は何の違和感もなく、普段通りに過ごせます。

慣れるまでは結構大変だったようにも思いますが、今では職人並み?に確実かつ素早く交換することができます。もう、この快適を手に入れたらカップ無しの生活には戻れません。お風呂も運動も外出も旅行も…なにもかもいつも通りです。とくに生理が終わりかけの独特の不快感は全くありません!

 

家のトイレにごみ箱を設置しなくてもいい

自分だけしか使わないであろうトイレの小さいゴミ箱を置く必要もなくなりました

そして、それに関する手間(ごみ箱を掃除する・トイレ掃除の時にゴミ箱を拭く・どけながら床を掃除する)もゼロになりました。

 

ランニングコストはゼロ!

カップ本体の価格は大体3~4000円前後と、初期投資は割高のようにも感じますが、紙ナプキンの消費額が単純にひと月400円かかるとしたら、1年使えば、ほぼ減価償却できます。

私は10年使っていますので、単純計算で考えると、かなり節約できているはず…?!です。塵も積もれば…ですね!

 

旅行や外出時の持ち物が少なくなる

もちろん、外出中の持ち物も減らせます。

例えば旅行中も、愛用のカップをひとつ用意すれば、ほぼ問題なし。ただし、トイレだけは行ける時に必ず行きましょう。交換が間に合わずにカップの容量をオーバーすると悲惨です…一気に決壊しますよ~。

 

ナプキンの在庫の心配がなくなる

カップを使い始めると、基本的に使い捨てナプキンも買わなくていいので、ストックや在庫管理なども不要になります。

特にナプキンは、夜用とか多い日用とか…とにかく種類が多すぎる!カップ一つで運用することで、小さなトイレの収納スペースも圧迫されないのがいいですね。

 

ナプキンを買う手間がゼロになる

あっという間になくなってしまう紙ナプキンも、買う手間がゼロになります。お金の節約にもなりますね。

 

経血が見えるから、健康状態が分かりやすい

吸収型のナプキンやタンポンは、毎回どのくらいの量が出ているか…などの把握が難しいんですよね。カップを使えば、経血の色や状態まで、取り出したカップを見れば簡単に分かります。

経血の量も見える化することによって、〇日目はどのくらいの量がでて、何時間おきに交換すればいいか、という傾向も大体わかるようになってきます。この辺は個人差がかなりありますので、使い続けることで「自分のパターン」をよく把握しておく必要があります。

 

匂いがしない・蒸れない

経血は空気に触れると匂いが出やすくなります。

これ、トイレに行くたびに少しだけいやーな気分になりますね…生理中が不快なのはこういったことも大きな要因です。カップは体内にためておくことで、空気に触れない→匂いも出ない・蒸れないのです。ただでさえ憂鬱になる期間ですが、匂いや蒸れが軽減されると気分的にも全然違いますよ~。

 

生理の終わり頃も快適

カップを使い続けることで、生理終わりかけの期間の独特の不快感が無くなります。カップに経血が溜まらなくなったら今月は終わり、という合図なのが分かりやすく、好きです。

 

 

と、メリットを上げればたくさん出てくる月経カップですが、デメリットもいくつかあります。次ページでは、デメリットと使い方を動画でご紹介します。

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