家にあるデイベッド(ソファベッド)です。
こちらは、もともとデンマークの学生寮などで使われていたハンスJウェグナーデザインGETAMA製のものです。品番はGE258またはGE259(アームレストのデザインによって異なります)。
木が多く使われている直線的なデザインのソファって結構珍しいですよね。我が家で使っているものは、GE258とGE259の中間のような、片側だけアームレスト?が付いているデザインです。このアームレストが、ベッドの時にヘッドボードのように使えて非常に便利なんです!大きめのクッションを置いて、背もたれのように寄りかかることも出来ますよ。
大きくて、ちょっと不思議な家具です。
座面は座るたびに内部のスプリングのギシギシ音がしたりして最初は戸惑いました。が、今となっては慣れてしまいました。ソファと言われるとなんだか違う気もするのですが(表現しにくいですが、座っていても疲れないベンチみたいな?)、実際ベッドとしてはそんなに使わないし、家族全員横並びで座る事が出来て、実は収納もついていて…なんだか不思議な位置づけの家具です。
実際に3年間 毎日使ってみて、色々思う事などをまとめてみました。
まずはサイズをおさらい
作られた年代やモデルによって、サイズも若干違うようです。グーグル先生で「GE258 サイズ」で検索してざっと調べてみましたが、幅も200㎝以内のモデルが存在するようです。第一印象は「とにかく大きい」です。ある程度覚悟はしていましたが、納品されたときはちょっとビックリしました(笑)
座り心地は?寝心地は?
毎日使うものですから、すわり心地も大きなポイントですよね。私の個人的な感想としては、この家具はソファというよりも、背もたれ付きのスプリングベッドという感じです。
座るたびに「ギシッ」とスプリングの音がしたりします。この音、結構気になる方は気になりますよね…私自身も使い始めは戸惑いましたが、今は慣れたため殆ど気になりません。
座面は少し固めになっていて、長時間座ってもそこまで疲れません。背もたれの高さは浅めに作られており、座ると背中の中間くらいまでの高さです(普通の椅子と同じくらい)
また、ベッドとしても十分機能するのか?という疑問ですが、過去に何回か一晩睡眠で使ったことがありますが、これはまったく問題ありませんでした。
マットレスに関しては、スプリング入りの固めのもので、体が変に沈み込まないので長時間の睡眠でも腰が疲れません。フレームの座面もスプリングになっており、睡眠による「蒸れ」もこもらないようになっています。
製造しているGETAMA社は、もともとベッドメーカーですので、ベッドとしては合格です。自分が1人暮らしだったら、これをベッドにして寝てもいいくらいのクオリティです。
現行品もありますが、雰囲気のあるヴィンテージがおすすめ
このソファベッド、現行品(新品)ですと約50万前後。うぅ…毎日使うものとはいえ非常に高いですね…。
モデルや素材、仕入れ時期の為替の状況などにもよると思いますが、ヴィンテージの方が少し安く入手できます(とはいえ、ヴィンテージも年々、価格が上がっている印象があります。ざっくりですが参考までに…3年前20万円以内で購入しています。)
チーク・オーク・ビーチ・籐の背もたれバージョンなどバリエーションも多く、製品自体もしっかりと作られていますから、中古でも安心して使えますよ。実績のあるヴィンテージショップですと、きちんと日本でメンテナンスされてから。ヴィンテージのいい雰囲気は残しつつ、しっかりと修理されているものが多いです。
デイベッドの取り扱いが多いヴィンテージのお店・Webショップ
私がGE258を探す時に参考にさせて頂いたウェブショップをご紹介します!
種類豊富で、minaの張替え家具も多いartract
artractさん(http://www.rakuten.co.jp/artract/)
デイベッドは頻繁に入荷しているので、まめにチェックすれば良い物に出会えるかも?たまに10%オフセールも行っているようです。ハンスJウェグナーの家具の取り扱いも多いです!
artractさんは楽天のショップなので、楽天カードを使えばポイントも溜まりますし、おすすめです。高額商品はポイント還元できるとちょっとお得な気分ですよね。参考リンク:楽天カード
実店舗でデイベッドをみたい場合は、taloがおすすめ!
taloさん(http://www.talo.tv/)
神奈川県に実店舗があるお店です。購入前に実物を見てみたい方におすすめ!ウェグナー以外の北欧ヴィンテージも沢山置いてある(artekの扱いも多いです)ので、新居の家具さがしをしている時期によく出向いていました。
ただ眺めるだけでも目の保養になりますし、お店のスタッフさんも気さくなので、色々と教えてくれますよ。コンテナ到着後は、商品も沢山置いてあるので、本気で探したい方はコンテナ到着後を狙って来店するといいかもしれません!
良質なヴィンテージが揃うhaluta
halutaさん(http://www.e-traffic.co.jp/)
実店舗が長野県の上田にあります(いつか行ってみたい!) 東京・神田の万世橋mAAch ecute(マーチエキュート)内にも店舗があり、こちらでも家具の取り扱いがあるようです。
halutaさんは、質のいい貴重なヴィンテージ家具が沢山そろっており、商品ごとの詳細画像も豊富ですから、色々と眺めているだけでも楽しいです!halutaさんは、ミナペルホネンのdopで張り替えたヴィンテージ家具も沢山ありますよ!
初期は丸足・マットレス一体型が主流?
このソファベッド、製品自体も何世代かに分かれているようで、足が円柱のもの(丸足)、マットレスが一体型(本体から取り外しできない)のは初期のデザインに多くあるようです(丸足は現在製造されておらず、貴重な品となっています)
家にあるものは、角足で、マットレスが取り外せるタイプ。こちらは比較的新しいもののようです(とは言っても、何十年も前の物もあります) 細かい年代などは、お店の方に聞いてみるのが一番ですが、ヴィンテージを選ぶ時の目安にしてみてくださいね。
座面カバーは直線縫いで手作りしました
このソファの座面ですが、もともと背もたれと同じ緑色なんです。家に小さい子どももいるし座面は汚れやすいかな~と思ったので、カバーを自作で作りました。
本体から取り外した座面は、ベッドのマットレスのような形なので、直線縫いだけでできちゃいます。普通のソファだと、形が複雑で、ちょっと躊躇してしまいますが、お気に入りの大きな生地さえ手に入れば、自作も可能ですよ!
実は、無印良品のSSサイズのボックスシーツもピッタリサイズです。ベッドをメインで使いたい時は、シーツをかけてもいいかもしれません。
実は、付属のシーツが隠されています
背もたれを持ち上げると、中には棒に巻かれたGETAMAロゴ入りのシーツが隠されています。ベッドとして使う場合は、背もたれを持ち上げて、このシーツをコロコロと転がして広げれば簡易ベッドのできあがり。片手で簡単に敷くことができるので、仮眠にも重宝します。
背もたれ部分がちょっとした収納に
背もたれ部分の空間には結構いい感じの収納スペースが広がっています。普段は隠れて見えませんから、ブランケットやスローを入れています。無印良品ののハーフサイズのファイルボックスがすっぽり入るので、このスペースに簡易本棚を作ってもいいかもしれません。
※搬入時の経路確認必須!!サイズに注意
このソファベッド、ベッドの役割も兼ねておりますので、幅(長辺)が205㎝もあります。サイズはシングルベッド並みですので、ソファにしては結構なサイズです。素人では、解体も難しいかもしれませんので、一度バラバラにして搬入後組み立てもほぼ不可能と考えた方が良いでしょう。とにかく長さがありますので、搬入の時も廊下の細い通路や曲がり角がある場合などは、事前に搬入経路の確認を強くお勧めします。
また、設置後もリビングのような比較的広い場所でも置ける場所が限られたりします…。どこに置くかイメージを具体的に膨らませておいた方が良いかもしれませんね。
こんなに大きなソファですが、背もたれが低いので想像するより圧迫感も無く、フレームも直線的ですから、それだけですっきりとした印象です。
我が家のリビングダイニングは全体で13畳ほどですが、そこまで大きすぎすしっくりと空間に馴染んでくれています。機能とデザインを兼ね備えた家具。さすが巨匠のデザインはすごいなあと関心するのでした。
このソファについてはインスタグラムをしているころからご質問も多く頂いておりまして、いつかまとめた記事を作りたいと思っていました。
色々と細かく書いてみたつもりですが、他にもこんなことを教えて!などありましたら、追記していこうと思っていますので、よろしければぜひ教えてくださいね。家の家具選びは大変ですがワクワクすることの一つですね。この記事が、GE258・GE259が気になる方のお役にたてれば幸いです。